✨発達障害の子のトレーニングを特集した番組を観て。

 やっと期末テストも終わり、小学生も中学生も夏休みを待つばかりとなりました。今年度、受験を控えている生徒たちは、少しずつ成果を出している子もいれば、思ったほど成績が伸びず、落ち込んでいる子もいます。本当に高校に僕がいけるのだろうか?高校のオープンキャンパスに参加するのが怖い・・・。成績で1があるから、受験できないと聞いた・・・。等、将来について不安を抱えながらも、必死に「高校へやっぱり行きたい!」という自分の気持ちと向き合っています。彼ら彼女らに必要なのは、「大丈夫だよ」という言葉だけではなく、出しにくい意欲を奮い立たせ、学習し、確かな手応えを得ること。苦手なことや嫌いなことに対して、人の数倍も意欲を出しにくい発達特性を持っているため、学習に取り組むにはエネルギーがたくさん必要です。そんな生徒たちの意欲を、極力省エネで楽しく引き出せるようなサポートを、あの手この手で、行っていきます。あと数ヶ月、一緒に頑張っていこう!

 最近、朝の番組でも夜も番組でも、発達障害の子の現状や、トレーニングの取り組みについて特集する番組が増えているように感じます。障害者支援法の施行や色々なニュースで話題になったことから、世間の関心が深まっているようです。先日、「あさイチ」という番組で、モデルで俳優の栗原類くんが、自身のブログで自分が発達障害であることや、10月に本を出版することを公表し、特集が組まれていました。その中で、男の子をトレーニングしている風景を見ることができ、よい刺激を受けました。内容は、「なんばんめ?」という、就学前後で学ぶ概念の学習で、私も就学前の子に指導している内容ですが、指導者はプリント教材ではなく、具体物を使って指導していました。確かに、イメージ力が乏しく、応用が効きにくい子には、具体物を使った学習方法が有効的です。なるほど!と思い、100円均一ショップへ。教材置き場に、可愛い教材が増えました。「なんばんめ?」の学習だけでなく、小学2年生の掛け算や、3年生の割り算でも活用できそうです。もっと具体的に楽しく、イメージしやすい学習法を考えていきます。(^^)o